平成27年1月から治療室リニューアルしました。
工事しながらの通常診察です。
平成25年9月27・28日は佐野市中学校新人体育大会です
7月20日(土)は佐野市中学校夏季体育大会
7月20日(土)は通常通り8~14時まで診察した後、19:00~19:30まで臨時開院いたします。
大会2日目に向けて、体のバランス調整やテーピング希望の方は御来院ください。
水泳に多い怪我
水泳は基本的にケガや障害の心配は要りませんが、競泳選手のように何千メートルも泳ぐといった場合に出る肩周辺の痛み、いわゆる「水泳肩」などがあります。
ストロークの際に上腕二頭筋腱が肩甲骨に衝突する、これの繰り返しで起こるインピンジメント症候群はクロールとバタフライの選手に多く、水中でのプル(水をかきよせる)の時や、リカバリー(腕を前方へ伸ばしていく)の時にも痛みが発症して、肩の前面に疼痛、クロールでは息継ぎ側の肩に発症し易いです。
練習後に患部のアイシングを施し、痛みが強い時は練習の中止や練習方法の改善が必要となります。予防策としては肩関節周囲の筋力強化とストレッチが効果的です。
レスリングに多い怪我
床上わずかな空間でフォールの攻防を繰り広げるレスリング。
相手の技から逃れるために肩や首を軸にして身体を捻る動作が多いので、それが原因で障害や怪我が発生します。
片方の肩だけは浮かした状態で体を起こそうとするので、肩関節の脱臼や亜脱臼が発生しやすく癖になり慢性的な肩鎖関節痛を抱える選手も少なくありません。
首も強くブリッジしたまま捻ってしまい、頚椎損傷や亜脱臼が発生します。ただし衝突や打撃が原因ではないので重症にならない傾向にあります。
その他に投げ技をかけられ、手から床に落ちてしまい肘の靭帯損傷や肘関節脱臼なども発生します。
器械体操に多い怪我
体操では他のスポーツにあまりない両足同時の強い着地動作があります。当然この時に怪我が多発します。
下肢の怪我では前十字靭帯、内側側副靭帯、半月板損傷、膝蓋骨脱臼などがあり、膝では前十字靭帯損傷が多く、女子に多いです。アキレス腱断裂も珍しくありません。
上半身の怪我は肩の腱板損傷、肩関節脱臼、肘関節の脱臼、軟骨炎、手首の腱炎などで、手だけで体重を支えたまま回転や捻りの動作をするために起こる。身体の前屈、後屈を何度も繰り返すために発生する疲労性の腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰椎すべり症など腰の痛みも多いです。
ラグビーに多い怪我
スクラムやタックルの際に起こることが多い頭部、頚部の外傷。頚髄損傷や脳震盪など場合によっては生命にかかわるケースもあるので、万一に備えた救急体制なども大切です。
肩周辺の怪我は肩関節脱臼、鎖骨骨折、肩鎖関節脱臼などが代表的で、タックルの時によく起こります。膝の怪我はタックルされて膝関節を内側に押されて起こることが多く、重症になると内側側副靭帯や前十字靭帯の損傷、断裂することがあります。
バトミントンに多い怪我
競技としてのバドミントンは、俊敏で激しい動きを要すので怪我も多くなります。
シャトルを追って瞬間的に後ろに下がろうとした時に発生しやすいアキレス腱断裂。体の方向を変えようとする瞬間的な動作で足関節を捻る足関節捻挫も多く、時に膝にも瞬間的な負荷がかかり前十字靭帯損傷や膝関節捻挫を発生するのです。その他テニス肘とは逆に内側を痛めやすい肘の痛みもあります。
テニスに多い怪我
テニスのイメージは楽しく安全なスポーツに思えますが、実際は外傷・障害も多くハードなスポーツです。イメージと実際のギャップが怪我につながることもあるので、自分の筋力や柔軟性のレベルを考えなければなりません。
テニスで多い外傷は足関節の捻挫、アキレス腱断裂、膝や肘の捻挫など。腰の捻挫、眼の打撲も少なくないのです。またテニス特有の障害はバックハンドのインパクトの時に、手首から肘の外側につながる伸筋群が酷使されて肘の外側を痛めてしまう障害で長期間の過労が原因のテニスエルボー(テニス肘)があります。